機械を使わずに自分の手で作ったハンドメイドのアクセサリーはとても魅力的です。
機械で大量生産で作られたものと違って、自分の好きなようにデザインを考えて、コツコツ作る・・・
時間をかけて作り上げた自分だけの作品は、少しいびつであったとしても愛着が湧くものです。
だけど、アクセサリー作りに必要な物って何を用意すれば良いか分からない方も多いのではないでしょうか。
工具ってたくさん種類があるけど、どれが必要なの?
値段も色々だし・・・高い値段の方が良いの?
お金もかかることだし、最初は悩みますよね。
ここではアクセサリーに必要な基本の工具を紹介していきます。
まずはこれを揃えよう!基本の工具
どんなアクセサリーを作りたいかによって必要な工具は変わってきますが
必ず持っておきたい工具は、平ヤットコ・丸ヤットコ・ニッパーの3種です。
やっとこは「平ペンチ・丸ペンチ」という商品名で売られていることもあります。
どれもアクセサリーのパーツをつかんだり、つなげたり、切断したりするのに欠かせない工具です。
100円ショップでも手頃な価格で手に入りますが、
工具の使いやすさによって作品のクオリティーや作業時間に影響するので
ある程度の質が良い工具を選ぶことをお勧めします。
といっても、最初から何千円もするような工具を買う必要はありません。
500円〜1,000円台の価格のもので大丈夫です。
自分の手の大きさに合うサイズで、持ち手が握りやすく、手にしっくりくるものを選ぶと良いでしょう。
ホームセンターに置いてあるDIY用ではなく、アクセサリー作成用の工具を探してみてください。
アクセサリーパーツを販売している「貴和製作所」「PARTS CLUB」などのショップで買うことができます。
初めから、高い工具を買う必要は無いんだね!
その通り!
初めて買うときには自分の手に合うか実際に触ってみた方が良いですよ♪
・基本の工具は高価である必要は無し。でも500円〜のクォリティーで選ぶ
・初めて買う時は、実際に触ってサイズや使用感を確かめて!
平ヤットコ(平ペンチ)
先端が平らになっていて、パーツを持ったり、カンを開いたり、ピンやワイヤーを曲げる時など様々な工程で使用します。
内側に溝がついていたり、ざらざらしているものはグリップ力があります。
でもその反面、少し力を入れすぎてしまうとパーツに傷がついてしまいます。
アクセサリー作りには、内側がつるつるしている平らな物を選びましょう。
・平ヤットコは内側が平らになっているものを選ぶ
丸ヤットコ(丸ペンチ)
先端が丸くなっていて、ピンやワイヤーをきれいに丸めるのに使用します。
パーツを挟むこともできますが、平ヤットコと比べると不安定です。
丸ヤットコは先端から根本にかけてだんだん太くなっているので
ヤットコのどこの部分を使うかで、作りたい輪の大きさを決めることができます。
先端の太さは製品によって異なりますが、細かい作業が多いアクセサリー作りでは
出来るだけ先端が細いサイズの丸ヤットコを選ぶことをお勧めします。
ただし、均一のサイズの輪をたくさん作りたい場合は
先端から根本にかけての太さが変わらないヤットコを選ぶのも良いと思います。
用途に応じてヤットコを選ぶと作業効率がアップします。
・丸ヤットコは、先端が出来るだけ細い物を選ぶ
・慣れてきたら、用途に応じたサイズの物をプラスしていく。
ニッパー
ワイヤーやピン・テグスなどをカットするのに使用します。
切断するときに握力を使うので、切れ味がよくグリップが握りやすいサイズのものを選びましょう。
切れ味が悪いと、切断面がガタガタになり完成時の出来栄えに影響します。
また、デザインチェーンなど素材が太いものや硬いものを切る場合は
刃が小さいニッパーだとカットできない場合もあります。
素材に適したニッパーであるか確認が必要です。
・ニッパーは切れ味が命!出来るだけ品質の良い物を選ぶ
目打ち
目打ちは、先が細く尖ったキリのような形状をしています。
細いチェーンに丸カンを繋ぎたい時など、チェーンのコマを広げてパーツを通しやすくするのに役立ちます。
また、パールビーズのバリ(塗装の残りカス)を取ったり、コットンパールの穴を少し広げたいときにも使えます。
目打ちにもは色々種類がありますが、アクセサリー作りには先端が細いものがお勧めです。
先端が太いとチェーンのコマに入らないこともあります。
ただし、先端が鋭いので怪我をしないように取り扱いに注意してください。
保護キャップがついていると保管がしやすいのでお勧めです。
・目打ちは、出来るだけ先端が細い物を選ぶ
持っていると便利!おすすめの工具
作業トレー
小さいビーズやパーツを扱っていると、どうしてもどこかに転がってしまったり、切断したワイヤーの破片などが散乱します。
どこかに転がってしまったビーズを探して作業が中断し、イライラ・・・なんてもことも。
そんなときに作業トレーがあれば、小さなパーツの紛失を防いでくれます。
作業途中でも、トレーのままで保管しておけるので、隙間時間に作業したいときにも便利です。
市販のものを購入しても良いですが、100円ショップなどでお好みのサイズのトレーとマットを買って手作りしても良いと思います。
私は、ニトリで買ったキッチントレーにIKEAのランチョンマットを敷いて使っています。
また、トレーにビーズ用の溝がついていて、出来上がりの長さやデザインをイメージできるデザインボードも市販されています。
ネックレスやブレスレットをたくさん作りたい方にはお勧めです。
・作業トレーは作業効率がアップし、紛失などのストレスを減らす
・安い素材で手作りしても大丈夫!
指かん
指カンとは、指輪のような形状をした溝がついていて、丸カンやCカンを開閉するときに使う工具です。
ヤットコで掴んだカンを、反対側の親指にはめた指カンの溝に入れて動かすことでカンが開閉できます。
両手を使いヤットコでカンを開閉することもできますが、指カンを使用した方が速く作業ができるので、持っていると便利です。
自分の指のサイズにあうものを選びましょう。
接着剤
パーツ同士を貼り合わせたり、金具に固定するときに使用します。
接着剤もたくさん種類があり、知れば知るほど奥が深い素材です。
ただし、大切なポイントを押さえていれば失敗は少なくなります。
素材に適応している
これを間違えてしまうと、接着しなかったり、素材が破損してしまうことがあります。
異素材同士を接着させるときには、両方の素材に適しているか必ず確認しましょう。
固定時間
接着剤が固まり始める時間です。
固定時間が短すぎると、後から修正ができなかったり、逆に長すぎると作業時間がかかってしまいます。
使用用途によって5分〜2時間くらいのものが、焦らずに作業ができるのでお勧めです。
瞬間接着剤は付けた瞬間から固まってしまうので、アクセサリー作りには不向きです。
強度
接着剤には、1本で使える1液のタイプと2本を混ぜ合わせて使う2液のタイプがあります。
1液タイプは、手軽に使いやすいので初心者さんにお勧めです。
しっかり強度が必要な場合は、2液タイプがお勧めです。
完成後の透明度・色味
目に見えない場所に使用するなら、あまり気にしなくても良いですが、
目に見える場所に使用する場合は、仕上がりの色と透明度も大切です。
商品によって仕上がりの色に差があり、透明・半透明・乳白色・黄色に変化するタイプなどがあります。
接着剤がはみ出したときに、目立たないように透明度が高いタイプを選ぶことをお勧めします。
接着剤の選び方
- 素材に適しているか
- 固定時間
- 強度
- 仕上がりの透明度と色味
まとめ
アクセサリー作りを始めるときに必要な工具についてご紹介しました。
何となく「アクセサリー作りは器用な人じゃ無いと無理」なんて思っていませんか?
アクセサリー作りは、基本を押さえればどんどん色々なものが作れるようになります。
私も、初めはなんとなくの興味で始めましたが、段々と色々なものが作れるようになりました。
この記事が、アクセサリー作りにチャレンジするきっかけになれば嬉しいです。
これからも初心者さんにも役立つ情報をブログで紹介していく予定です!